小さな英会話教室、差別化のアイディアを考える方法

小さな英会話教室、差別化のアイディアを考える方法

カテゴリー:差別化, 英会話教室, 開業

差別化のアイディアを考える前に

個人や小さな英会話教室を開業して、他の英会話教室と差別化をするために、まずは、差別化のアイディアを考えることから始めていきます。

ただ、その前に、差別化のアイディアを考えるときに、助けになる3つのアクションを、ご紹介しておきます。

アクション1:『英会話教室に対する固定観念を取り除く』

差別化のアイディアを考えるときには、できる限り、これまでの英会話教室に対する固定観念を取り除くようにします。自分の中にある、これまでの英会話教室に対する観念を、意識的に疑ってみるわけです。
英語を学ぶ、英語に触れるということに関して、絶対にこうでなければならないというような決まりや形なんてものはありません。英会話教室について、当たり前になっていることや普通だと考えていることに気づき、それらを疑問に思うことが大切です。
邪魔ならば、“教室”という枠さえ、取り払ってしまえばいいのです。

アクション2:『自分自身のなかにヒントを探る』

差別化のアイディアを考えていて、何をすればいいのか思いつかないという場合には、自分自身の中にヒントを探ってみます。英語に関することに限らず、自分のこれまでの経験や身につけた技術、他にも得意なことや好きなことなどから、差別化のアイディアに結びつく何かを見つけられるかもしれません。
後でも解説しますが、例えば、自分は○○について詳しいから、英語の学習と○○をうまく組み合わせてみることで、他にはない授業ができるんじゃないかと、いろいろ考えてみるわけです。
なによりも、自分に近いことや慣れていることなどで差別化に挑戦できるというのは、それだけでも大きなアドバンテージになります。

アクション3:『(常日頃から)情報を収集する』

3つのアクションのなかでも、特に重要なのが、情報の収集です。情報を収集することで、今を知り、さらには未来を予測する。情報はアイディアを考えるときの、重要な指針であり、判断材料となります。
また、収集する情報の内容は、ニュースのような新しいものだけに限りません。さらに、英語に関係することだけではなく、様々な分野の知識、先人・他者の考えや経験、過去の出来事など、これらすべてが情報です。そして、情報は、“常日頃から”収集し続ける。これも大切なことです。
日々、積極的に様々な情報に触れ、それらの情報をヒントに、何かできないかと考えることを習慣化する。そうなれば、差別化のアイディアの的確さをより高められるでしょうし、さらには、教室の経営そのものの質も向上していくでしょう。

差別化のアイディアは、“足す”と“引く”で考える

さて、ここからは、いよいよ差別化のアイディアの考え方についてです。

まず、差別化のアイディアを考えるうえで、一つだけ条件があります。それは、“他の英会話教室とは違うことをする”ということです。実は、この条件さえ頭に入れておけば、あとは、どのような方法で差別化のアイディアを考えようと自由なのです。

そこで、今回は、とても簡単な考え方をご紹介します。その考え方とは、『足す・引くの考え方』です。『足す・引くの考え方』は、言葉の通り、“あるもの”と“あるもの”を足す、もしくは、“あるもの”からその一部分、または複数の部分を引くことで、アイディアを考えます。そして、その“あるもの”とは、今すでにこの世の中に存在するもの。つまり、既存するものなのです。

●足す考え方

既存するもの既存するものを、組み合わせて、新しいアイディアを生む。

例えば、こんな教室…

英語の学習外国から見た日本(に関する書籍や資料)組み合わせる

  • 日本の文化や歴史など、日本が海外ではどのように見られているのかを、英語を学びながら、英語によって知る。
  • また、実際に文化を体験し、歴史的な場所を訪れてみる。
  • そのための計画も、生徒さんたちが英語を使いながら、互いに協力して組み立てる。

●引く考え方

既存するものから、その一部分、または複数の部分引いて、新しいアイディアを生む。

例えば、こんな教室…

英語の学習から難しい表現や単語引く

  • 中学や高校程度の英語を、徹底的に学び、身につける。
  • シンプルで簡単に、しかし、確実に自分の意思を伝えられるようにする。
  • できるという自信と、もっと上達したいという意欲を向上させる。

アイディアの考え方に、「こうしなければならない」なんてものはありません。結果として、アイディアを生みだせれば、それでいいわけです。ただ、もし、アイディアを考えるのにあまり慣れていない、何をどう考えたらいいのかわからないというような方は、まずはぜひ、この『足す・引くの考え方』から試してみてください。

条件を貫き、そして条件に縛られすぎない

ただ、差別化のアイディアを考えるときに、気をつけていただきたいことがあります。それは、「他の英会話教室と違うことをしなければならない」と、“思いすぎない”ようにすることです。

もちろん、“他の英会話教室と違うことをする”という条件を貫くことは、差別化のアイディアを考えるうえでの大原則です。この条件を無視して、普通の英会話教室として、次の“集中”の段階に進んだとしても、差別化を促進する“教室の独自性”獲得は難しいでしょう。

しかし、逆に条件に縛られすぎてしまうと、柔軟性を欠き、自由な発想ができなくなってしまうということもありえます。また、「違うことをしなければならない」という気持ちが極端になると、自分の考えた差別化のアイディアと同じようなことをしている他の英会話教室が少しでも存在すれば、そのアイディアに納得できず、いつまでたっても次に進むことなく、必要以上に立ち止まってしまうといったことにもなりかねません。たとえ、自分の考えた差別化のアイディアと、同じようなことをしている他の英会話教室が多少あったとしても、すぐに「これはダメだ」と、あきらめることはないのです。

差別化は、差別化のアイディアだけで完遂されるものではありません。あくまでも、考えたばかりのアイディアは、まだ“種”の状態です。その後に、差別化のためには欠かせない、独自性の“花”を咲かせられるのかどうかは、これからの行動次第でいくらでも変化していくのです。

“他の英会話教室と違うことをする”という条件はちゃんと意識しつつも、あまり厳密すぎないということが、差別化のアイディアを考えるコツだと言えるかもしれません。

差別化は、才能ある特別な人しかできないというようなものではなく、むしろ、私たち普通の人間が負けないために、取り入れるべき戦略です。ただ、すぐに成功を手にすることができるというような、甘いセンテンスは付随しません。詳しくは、次の集中についての記事で解説していきますが、日々の努力の積み重ねが、差別化を実現し、その成果をもたらしてくれるのです。